岡山でアパート経営を検討していると、まず「一括資料請求」のサイトに行き着くと思います。ただ、そこから先で戸惑われる方が多いようです。
複数のハウスメーカーから一斉に営業の連絡が入る。しかも提案されるのは、その会社が建てる新築アパートばかり。中古を買う選択肢や、そもそも土地に合っているのかという話は出てきません。
コアラ不動産は岡山市南区の不動産会社です。建築会社ではないので、自社で建てる前提がありません。中古の一棟アパートを探すことも、今ある土地に何が向いているかを一緒に考えることも、やめておいたほうがいいとお伝えすることもあります。
岡山でアパート経営のご相談を承っています
- 収益物件をお探しの方(中古の一棟アパート・区分マンション)
- 相続した土地の活用をお考えの方
- すでにお持ちの物件の収支を見直したい方
- 他社の提案を受けていて、判断に迷っている方
一括請求サイトではないので、連絡するのは当社だけです。売り込みはいたしません。数字を出してご説明したうえで、判断はお客様にお任せします。
以下は、岡山でアパート経営を始める際に知っておいていただきたいことをまとめたものです。物件選びから購入後の管理、空室対策、売却の出口まで通して解説しています。

岡山でアパート経営を始めるメリット
①大都市圏より参入しやすい価格帯
東京・大阪では一棟アパートが1億円を超えることも珍しくありませんが、岡山では2,000万〜5,000万円程度で良質な一棟アパートを購入できます。自己資金200〜500万円から融資を活用してスタートできる点が魅力です。
②安定した人口・賃貸需要
岡山市は人口約70万人(岡山都市圏では約100万人)で、大学・医療・工業が集まる地方中核都市です。過疎化リスクが低く、長期的な賃貸需要が見込めます。
③利回りが高い
岡山市内の一棟木造アパートは表面利回り8〜13%が一般的です。東京の区分マンション(表面3〜5%)と比較して利回りが高く、キャッシュフローを出しやすい環境です。
岡山のアパート経営の利回り相場【エリア別】
アパート経営を検討するうえで、最初に押さえておきたいのが利回りの相場です。岡山は同じ県内でもエリアによって利回りが大きく異なります。相場を知らないまま物件を見ると、「割安なのか割高なのか」の判断ができません。

エリア別の表面利回りの目安
| エリア | 表面利回りの目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 岡山市北区・中区(中心部) | 6〜9% | 物件価格は高いが空室リスクが低い |
| 岡山市南区・東区 | 8〜12% | 価格と利回りのバランスが良い |
| 倉敷市(水島エリア) | 10〜16% | 工場勤務者の安定需要 |
| 倉敷市(倉敷駅周辺) | 8〜12% | 医療・商業の需要 |
| 県北(津山市・高梁市など) | 12〜20% | 高利回りだが空室リスクに注意 |
数字だけを見ると県北の高利回り物件が魅力的に見えます。しかし利回りが高いエリアほど、人口減少による空室リスクも高くなります。「満室であれば利回り18%」という物件も、半分が空室になれば利回りは9%です。表面利回りは「満室を前提とした理論値」でしかない点に注意してください。
表面利回りと実質利回りの違い
物件広告に載っているのは、ほとんどが表面利回りです。
- 表面利回り=年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100
- 実質利回り=(年間家賃収入 − 年間経費)÷(物件価格+購入時諸費用)× 100
年間経費には、管理委託費・固定資産税・修繕費・火災保険料・共用部の水道光熱費などが含まれます。目安として、表面利回りから2〜3%を引いた数字が実質利回りに近くなります。表面12%の物件なら、実質は9〜10%程度と考えておくと大きく外しません。
利回りだけで判断してはいけない理由
高利回り物件には、必ず高い理由があります。築年数が古い、駅から遠い、再建築不可、入居者の質に問題があるなど、価格が安く抑えられている背景を必ず確認してください。特に築古物件では、購入直後に大規模修繕が必要になり、数年分の利益が飛ぶこともあります。
アパート経営に必要な初期費用と自己資金
「フルローンで買えると聞いたが、実際いくら用意すればいいのか」——これも非常に多い質問です。物件価格以外にかかる費用を把握しておかないと、契約直前になって資金が足りないという事態になりかねません。
購入時にかかる諸費用の内訳
物件価格とは別に、物件価格の7〜10%程度の諸費用がかかります。3,000万円の物件なら210万〜300万円が目安です。
- 仲介手数料:物件価格の3%+6万円+消費税(3,000万円なら約105万円)
- 登録免許税・司法書士報酬:30万〜60万円程度
- 不動産取得税:後日納付。評価額により変動
- 印紙税:売買契約書に貼付。1万〜6万円程度
- 火災保険・地震保険:10万〜30万円程度(契約期間による)
- 融資事務手数料・保証料:融資額の1〜2%程度

自己資金はどのくらい必要か
金融機関や個人の属性によって異なりますが、物件価格の20〜30%を自己資金として用意できると、融資審査で有利になります。3,000万円の物件なら600万〜900万円が目安です。
自己資金を入れるメリットは、審査を通りやすくすることだけではありません。
- 月々のローン返済額が下がり、手残りキャッシュフローに余裕が生まれる
- 急な修繕や空室が発生しても持ちこたえられる
- 2棟目を購入する際の与信にも良い影響が出る
「全額借りられるから全額借りる」という進め方は、金利上昇や空室が重なったときに一気に苦しくなります。手元にキャッシュを残しておくことが、長く続けるための保険になります。
購入後に備えておきたい予備資金
購入時の諸費用とは別に、年間家賃収入の10〜20%程度を予備資金として確保しておくことをおすすめします。給湯器の故障、退去後の原状回復、外壁の部分補修など、突発的な出費は必ず発生します。この備えがあるかどうかで、経営の安定度が大きく変わります。
物件購入から賃貸経営開始までの流れ
STEP 1:目標と投資方針を決める
「月手残り○万円が欲しい」「○年で自己資金を回収したい」など、具体的な数値目標を設定しましょう。目標が決まれば、必要な物件規模・利回りの目安が自然と決まります。
STEP 2:物件を探す・現地調査する
楽待・健美家などのポータルサイトと、地元不動産会社の非公開物件情報を組み合わせて探します。気になる物件は必ず現地調査を行い、周辺環境・建物状態・入居者状況を確認しましょう。
STEP 3:収支シミュレーションと融資打診
購入前に必ず収支シミュレーションを行います。月間家賃収入からローン返済・管理費・修繕積立・固定資産税を差し引いた手残りがプラスになるか確認します。同時に地元の金融機関・信用金庫に融資打診を行いましょう。

岡山のアパート経営で空室を出さないための対策
①ターゲット入居者を明確にする
「誰に住んでもらうか」を決めてから物件を選ぶことが重要です。学生向けなら1K、ファミリー向けなら2LDK〜3LDKと、間取りと需要層を一致させましょう。エリアの需要層と物件仕様がズレると空室が発生しやすくなります。
②家賃設定を相場に合わせる
家賃が相場より5〜10%高いだけで内見数が激減します。SUUMOやathomeで同エリア・同条件の物件を定期的に調査し、適正家賃を維持することが稼働率維持の基本です。
③リフォーム・リノベーションで競争力を上げる
築10〜20年の物件でも、キッチン・バス・トイレをリフォームするだけで入居率が大きく改善します。岡山では50〜100万円のリフォームで家賃を5,000〜10,000円上げられるケースも珍しくありません。

アパート経営のコスト管理:修繕費の目安
アパート経営で見落としがちなのが修繕費の積立です。以下を目安に毎月の収支に組み込んでおきましょう。
| 修繕項目 | 目安費用 | 周期 |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 100〜250万円 | 10〜15年ごと |
| 屋根補修・防水 | 50〜150万円 | 10〜15年ごと |
| 給排水管更新 | 50〜100万円 | 20〜30年ごと |
| 室内クロス・床 | 10〜30万円/室 | 退去ごと |
| エアコン交換 | 5〜15万円/台 | 10〜15年ごと |
一般的な目安として家賃収入の10〜15%を修繕積立として確保しておくことが推奨されています。

岡山県内エリア別のアパート経営の特徴
「岡山県でアパート経営」と一口に言っても、エリアによって利回りも賃貸需要もまったく違います。ここでは主要エリアごとの特徴を整理します。同じ予算でも、どこに買うかで結果が変わります。
岡山市北区
岡山駅周辺と県庁・大学が集まるエリアです。単身者と法人需要が中心で、空室が長引きにくい一方、土地値が高く表面利回りは6〜9%程度と県内では低めになります。
岡山大学、就実大学、ノートルダム清心女子大学などが立地しており、学生需要も見込めます。ただし学生向け物件は3月に一斉に動くため、繁忙期を逃すと1年空くリスクがあります。
岡山市中区
市街地に近く生活利便性が高いエリアです。操山・原尾島・東山周辺はファミリー層の需要が安定しています。北区より土地値が抑えられるため、利回りは8〜11%程度が目安になります。
岡山市東区
西大寺を中心としたエリアで、郊外型の生活圏です。戸建て賃貸やファミリー向けアパートの需要があります。利回りは9〜13%程度と高めですが、駐車場が1戸あたり1台以上確保できるかが入居率を左右します。
岡山市南区
妹尾・箕島・彦崎エリアはJR妹尾駅を中心にファミリー層の需要が安定しています。当社が拠点を置くエリアでもあります。利回りは9〜13%程度。
南区は平野部が広く、土地が比較的手に入りやすいのが特徴です。一方で浸水想定区域に入る場所もあるため、ハザードマップの確認は必須です。火災保険料にも影響します。
倉敷市(水島エリア)
水島コンビナートの製造業従事者による需要が下支えしています。単身・ファミリーの両方の需要があり、表面利回りは10〜16%と高水準です。
企業城下町型の安定した需要があるため、遠方の投資家からも読みやすいエリアとされています。ただし特定企業への依存度が高い点は理解しておく必要があります。
倉敷市(茶屋町・中庄エリア)
JR茶屋町駅から岡山駅まで快速で約15分。岡山市内への通勤者のベッドタウンとして機能しています。ファミリー向けの需要が中心で、利回りは8〜12%程度です。
倉敷市(美観地区周辺)
観光地に近く、商業施設も充実したエリアです。単身・ファミリーの両方に需要がありますが、物件価格は市内では高めになります。
津山市
県北の中心都市で、市役所・病院・学校が集まっています。利回りは12〜18%と高く見えますが、人口減少が進んでおり、空室が出ると次が決まりにくい傾向があります。
需要の中心は市街地に限られるため、物件の位置をかなり絞り込む必要があります。県外からの初めての1棟目にはおすすめしません。
玉野市・総社市・笠岡市
- 玉野市:造船関連の企業需要がありますが、人口減少が進んでいます。利回り12〜18%
- 総社市:岡山市への通勤圏で、県内では人口が比較的維持されているエリア。利回り10〜14%
- 笠岡市:工業団地の従業員需要。福山経済圏の一部として動いています。利回り12〜18%
エリア選びの原則
利回りの数字だけで選ぶと、ほぼ確実に失敗します。次の順番で判断してください。
- そのエリアの人口が今後10年どうなるか(各市のウェブサイトで人口推計を公表しています)
- 誰が入居者になるか(学生・単身社会人・ファミリー・高齢者)
- その需要源が撤退するリスク(工場・学校・病院への依存度)
- 駐車場が確保できるか(岡山では利回りより効きます)
- そのうえで利回り
岡山でアパート経営・賃貸経営を始める前に確認したいこと
駐車場は岡山では必須条件
繰り返しになりますが、岡山は車社会です。都市部の感覚で「駅が近いから駐車場は不要」と判断すると、想定より苦戦します。
目安として、単身向けでも1戸1台、ファミリー向けなら1戸1.5台分を確保できると客付けが安定します。敷地内に足りない場合、近隣に月極駐車場を借り上げて提供する方法もあります。
ハザードマップの確認
岡山県南部は平野が広がり、河川も多い地形です。浸水想定区域に入っているかは必ず確認してください。岡山県および各市のウェブサイトで公開されています。
浸水リスクは入居者の判断材料になるだけでなく、火災保険の水災補償の要否と保険料にも直結します。
法人で買うか個人で買うか
課税所得が900万円を超えるあたりから、法人のほうが税負担が軽くなる可能性があります。ただし法人は維持費が年間30〜60万円程度かかるため、規模と目標によって判断が変わります。
出口を先に決める
木造アパートは法定耐用年数22年です。築25年の物件を買えば、次の買い手も長期融資を引きにくくなります。「何年後にいくらで売るか」を買う前に計算しておくことで、選べる道が残ります。
岡山のアパート経営でよくある失敗
①高利回りだけを見て県北の物件を買う
利回り15%と表示されていても、退去後に次が決まらなければ実質利回りはゼロです。高い利回りは、空室リスクが価格に織り込まれた結果だと理解してください。
②満室の物件を疑わずに買う
売却前に家賃を下げて急いで埋めているケースがあります。レントロールで契約日が直近数か月に集中していないかを必ず確認してください。
③駐車場を軽視する
岡山で最も多い失敗です。物件自体は悪くないのに、駐車場が足りずに決まらない。後から増やすのは簡単ではありません。
④管理会社を価格だけで選ぶ
管理料3%と5%の差は、家賃50万円の物件で月1万円です。その1万円をケチって空室が1か月延びれば、差額は簡単に吹き飛びます。客付け力と報告の質で選んでください。
⑤修繕費を見込んでいない
木造アパートでも、10〜15年で外壁塗装や屋根の補修が必要になります。家賃収入の5〜10%程度を修繕用に積み立てておくと、突発的な支出に慌てずに済みます。
岡山でアパートの売却を考えている方へ
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岡山のアパートを売却するには|タイミング・価格・買い手の見つけ方
法人と個人、どちらで買うか
税率の分岐点、経費と損益通算の違い、設立と維持のコストをまとめています。
岡山の収益物件は法人と個人どちらで買うべきか
まとめ
- 岡山のアパート経営は参入価格が手頃で高利回り。地方投資の入口として最適
- 物件選びは「ターゲット入居者層 × エリア需要 × 収支シミュレーション」の3点セットで判断
- 空室対策の基本は:適正家賃・リフォームによる競争力維持・信頼できる管理会社
- 修繕費は家賃収入の10〜15%を毎月積み立てておく
- 地元密着の不動産会社に相談することで、非公開物件・融資・管理まで一貫サポートを受けられる
コアラ不動産では岡山のアパート経営をトータルでサポートしています。物件探しから収支シミュレーション、購入後の管理体制まで、まずは無料でご相談ください。無料相談はこちら
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よくある質問
Q. アパート経営で最も重要なことは何ですか?
A. 入居率の維持(空室を出さないこと)と修繕コストの適切な管理の2点です。適正家賃の設定・信頼できる管理会社の選定・定期的な修繕積立が長期安定経営の基本になります。
Q. 岡山でアパート管理を管理会社に委託する費用はどのくらいですか?
A. 一般的に月額家賃の3〜5%程度が管理委託費用の相場です。入居者募集・家賃回収・クレーム対応・修繕手配を代行してもらえます。コストはかかりますが、オーナーの手間を大幅に減らせるメリットがあります。
Q. 岡山で収益物件を複数棟持つ場合の注意点は何ですか?
A. 物件ごとの収支管理・修繕計画の管理が複雑になります。管理会社への委託・会計ソフトの活用で管理効率を上げることが重要です。また融資残高が増えるため、金融機関との関係維持と財務状況の把握も欠かせません。
岡山の収益物件 エリア別投資ガイドもあわせてご覧ください。
齊藤 圭(さいとう けい)
コアラ不動産合同会社 代表|宅地建物取引士・FP3級
岡山県で収益物件・投資用不動産の売買・管理を専門に行う。地域の賃貸需要・融資事情・エリア特性を踏まえた提案を大切にしており、初めての方から投資経験者まで幅広く対応。「何から始めればいいかわからない」という方からのご相談が最も多いです。
宅地建物取引業:岡山県知事(1)第6285号 Tel: 086-238-1750(平日10:00〜16:00)

