不動産投資に興味はあるものの、「何から始めればいいのか」「どんな順番で進むのか」が見えないという声をよくいただきます。
この記事では、岡山で収益物件を1棟目として買うまでの流れを、段階ごとに整理します。全体像が分かると、今どこにいて次に何をすべきかが判断できるようになります。
全体の流れ(7段階)
- 準備(購入基準を決める・資金の把握)
- 不動産会社への問い合わせ
- 物件の紹介と資料の確認
- 現地の確認(内見)
- 買付証明書の提出
- 融資の申し込みと売買契約
- 決済・引き渡し
このうち、時間がかかるのは①と③〜④です。⑤以降は物件が決まればほぼ機械的に進みます。
①準備:買う前に決めておくこと
物件を探し始める前に、次の3つを決めておくと迷いが減ります。
自己資金を把握する
手元にいくら出せるかを確定させます。生活防衛資金(生活費の半年分程度)は残したうえで、投資に回せる額を計算してください。
必要な資金は頭金(物件価格の1〜2割)+諸費用(物件価格の7〜10%)が目安です。諸費用には仲介手数料、登録免許税、司法書士報酬、不動産取得税、火災保険料、融資事務手数料などが含まれます。
購入基準を決める
次の項目を数字で決めておきます。
- エリア(どこまでなら買うか)
- 価格帯(上限)
- 最低利回り
- 築年数と構造の許容範囲
- 種別(アパート・区分・戸建て)
良い物件は数日で決まることがあります。基準が決まっていれば、その場で判断できます。決まっていないと、迷っている間に他の人が買っていきます。
金融機関に相談しておく
物件が決まる前でも、「自分はいくらまで借りられそうか」を金融機関に相談できます。ここで目安がつかめると、探す物件の価格帯が絞れます。
②③不動産会社への問い合わせと物件紹介
問い合わせで伝えること
次を伝えると、条件に合う物件を紹介してもらいやすくなります。
- 投資の目的(月々の収入を増やしたい/資産を作りたい など)
- 自己資金の額
- 希望するエリアと価格帯
- これまでの投資経験の有無
- いつ頃までに買いたいか
自己資金の額を伝えることに抵抗を感じる方もいますが、これが分からないと紹介できる物件が絞れません。結果的に時間を無駄にします。
資料で確認すること
紹介を受けたら、まず資料で判断します。
- レントロール(各室の家賃・契約日・入居状況)
- 修繕履歴(いつ何を直したか)
- 建築確認済証・検査済証の有無
- 公図・測量図(接道状況)
- ハザードマップでの位置
この段階で大半の物件はふるいにかけられます。現地に行くのは、資料で合格した物件だけで十分です。
④現地の確認
資料では分からないことを確認します。
- 建物の実際の傷み具合(外壁・基礎・共用部)
- 前面道路の幅と車の入りやすさ
- 駐車場の停めやすさ(岡山では入居率に直結します)
- 周辺の音・匂い・雰囲気
- 共用部の管理状態
- 最寄りのスーパー・コンビニまでの距離感
県外にお住まいの場合、複数件をまとめて1日で回る計画にすると効率的です。移動時間を含めて、1日3〜4件が現実的な件数です。
⑤買付証明書の提出
買いたい物件が決まったら、購入の意思を書面で伝えます。
- 購入希望価格(指値を入れるかどうか)
- 手付金の額(売買代金の5〜10%程度)
- 契約と決済の希望日
- 融資特約(審査に落ちたら契約を白紙に戻す条項)
買付は基本的に先着順ですが、売主は「確実に決済まで進む買主」を選びます。金融機関の事前審査を通しておくと、有利になります。
⑥融資の申し込みと売買契約
売買契約の締結
買付が承諾されると、1〜2週間後に売買契約を結びます。当日の流れは次のとおりです。
- 宅地建物取引士から重要事項説明を受ける
- 売買契約書の内容を確認して署名・捺印
- 手付金を支払う
重要事項説明は法律で義務づけられた手続きで、物件の権利関係、法令上の制限、インフラの状況などが説明されます。分からない箇所はその場で必ず質問してください。
融資の本審査
契約後、金融機関に正式に融資を申し込みます。審査には通常1〜2週間、長いと1か月ほどかかります。
提出する書類は、本人確認書類、収入証明(源泉徴収票や確定申告書)、既存借入の返済予定表、物件の資料などです。
⑦決済・引き渡し
融資が承認されたら、決済日を設定します。当日は金融機関の一室で行うのが一般的です。
決済日にやること
- 司法書士が書類を確認
- 融資が実行され、売主へ残代金を支払う
- 諸費用(仲介手数料・登記費用など)を精算
- 固定資産税と家賃を日割りで精算
- 敷金を引き継ぐ
- 鍵・書類・賃貸借契約書の引き渡し
- 司法書士が法務局へ登記を申請
所要時間は1〜2時間程度です。
引き渡し後にやること
- 入居者へオーナー変更の通知(管理会社が行うことが多い)
- 家賃の振込先変更
- 管理会社との契約(変更する場合)
- 火災保険の加入(決済日から効力が発生するよう手配)
- 翌年の確定申告に向けて帳簿の準備
期間の目安
- 準備〜物件探し:数週間〜1年(人によって大きく異なります)
- 買付〜売買契約:1〜2週間
- 契約〜融資承認:2週間〜1か月
- 融資承認〜決済:1〜2週間
物件が決まってからは、1.5〜2か月で引き渡しまで進みます。
まとめ
- 流れは準備 → 問い合わせ → 資料確認 → 内見 → 買付 → 融資と契約 → 決済の7段階
- 探し始める前に、自己資金・購入基準・借入の目安を決めておく
- 必要資金は頭金(1〜2割)+諸費用(7〜10%)
- 資料でふるいにかけ、現地に行くのは合格した物件だけ
- 買付の前に事前審査を通しておくと有利
- 物件決定から引き渡しまでは1.5〜2か月が目安
コアラ不動産では、まだ買うか決めていない段階でのご相談も承っています。「自分の資金だとどのくらいの物件が狙えるか」を知りたいというお問い合わせでも構いません。
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よくある質問
Q. 問い合わせから物件の引き渡しまで、どのくらいかかりますか?
A. 物件が決まってから引き渡しまでは、融資を使う場合で1.5〜2か月程度が目安です。ただし物件探しの期間は人によって大きく異なり、数週間で決まる方もいれば1年かかる方もいます。
Q. 自己資金はどのくらい必要ですか?
A. 物件価格の1〜2割を頭金として求められることが多く、それに加えて諸費用が物件価格の7〜10%程度かかります。3,000万円の物件なら、頭金300〜600万円+諸費用210〜300万円が一つの目安です。
Q. 不動産会社への相談は無料ですか?
A. コアラ不動産では、物件のご紹介やご相談に費用はいただいていません。仲介手数料は売買契約が成立したときに発生します。まだ買うか決めていない段階でのご相談も歓迎です。
Q. 初めてでも融資は受けられますか?
A. 受けられる可能性は十分あります。金融機関は勤務先・年収・勤続年数・自己資金・既存の借入状況などを見ます。1棟目は属性が重視されるため、会社員の方でも条件が整えば融資は下ります。




